外国人活用

愛知県主催のハノイでの意見交換会に出席しました

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7月17日にハノイで愛知県主催のハノイ意見交換会がありました。今回は技能実習制度についての話もあるということで、参加をしてきました。

冒頭では日本の管理組合の理事長より技能実習制度の社会的必要性、有意義さが説明され、これから新たにできる特定技能においても両国が緊密に連携ができれば、という話がありました。

その後、技能実習から帰国をして現在ベトナムで勤務をしているという元技能実習生より、技能実習を通して学んだこと、ということで5名の報告がありました。皆さん日本語を活用した仕事に従事しており、日本での技能実習の経験が役に立ったとのこと。その後、質問タイムがあり、愛知県企業側より、非常にまっとうな質問がでました。

「技能実習で学んだスキルを活かしてベトナムで活躍できますか?」

これには誰も答えることができず、ベトナム側でざわざわとした状態になった後、日本人の働き方が非常に参考になって、これからの仕事に活かせそうだ、と高官からの返答で終わりました。つまり、技能実習で身につけた技術は本国に帰ってきてから役に立たないと認めたようなもので、それが技能実習制度の本質であることを証明した形となりました。

技能実習制度が日本で高度な技術を身につけて、その技術を母国でいかす、という本来の趣旨がタテマエだけであることは周知の事実です。技能実習から戻ってきた優秀な人材は、日本語を活用できる仕事(日系企業、日本語教師や日本への送り出し機関の営業、観光業など)に就きます。実際に今回舞台にたった5名の元実習生もそういった業種に就いており、技能実習で培った業種で勤務をしていた人はいませんでした。

技能実習に該当する業種は全てブルーカラーの仕事です。海外の方と関わって感じることは、日本のようにホワイトカラーの仕事とブルーカラーの仕事があまり分け隔てなく扱われている国はないということです。他国はブルーカラーの仕事はホワイトカラーの仕事より下だ、という明確な区別があります。そして、ベトナム人からすれば、なんで日本で仕事をした後に作業者として勤務をしないといけないのか、という考え方がある。だから、実際に技能実習で学んだ技術の職があったとしても、その仕事に就こうとはしません。あるとすれば、その技術と日本で稼いだお金で自分で事業をやる程度です。

だから、技能実習制度を廃止しろ、というわけでも、実情に則った在り方に変えろ、というつもりは全くありません。なぜなら、単純労働者を求めたい日本企業側、そして、どんな仕事でもいいから日本で働きたい労働者側のニーズは合致しているからです。そこが合致している限り技能実習制度は受け入れ国である日本と送り出し国の双方にとって有効に機能していきます。

そして、今回日本で施行された特定技能制度が、その子たちの次の道としての選択肢になりえるのであれば、それはいいことではないかと思います。

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