外国人活用

東京福祉大学の件は大学だけが悪かったのか?

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現在、留学生受け入れ人数第2位の東京福祉大学が大きく揺れています。

確かに東京福祉大学の受け入れ体制は杜撰で、お金目当てに留学生を集めていたと言われてもおかしくありません。

ただ、行政に問題がなかったのかといえば、そうではなく、当たり前の話ですが、ビザの受付を入国管理庁がしているわけなので、人数の把握は当然できていたはずです。把握していたのに放置していたのはなぜか?

日本政府は2008年に、2020年までに留学生の数をその時点の14万人から30万人に増やす計画を立て、留学ビザの緩和をしていきました。その結果、これまで留学として来ていなかった多数の国(ベトナムやネパールなど)から多くの留学生が来日するようになり、2018年5月の統計では29万8980人と、30万人計画が達成するのがほぼ確実になりました。

入管がいきなり留学ビザを厳格にしだしたのは、その秋ぐらいからのことです。そして、東京福祉大学も行方不明者の問題から次々に摘発、告発されていきました。その意味では国策により翻弄されたとみる見方もできます。

東京福祉大学を擁護するつもりはありません。ただ、そこに在留している多くの留学生が留学のビザが更新されず、強制帰国となっています。もちろん優良な学生ではなく、オーバーワークをしていたり、出席率が悪かったりする子たちです。

オーバーワークについて説明をすれば、留学生が週28時間の労働までしか認められていません。ただ、ほとんどの留学生がそれ以上のバイトをしています。厳格に守れば月10万円程度の収入。それで留学生は生活はできません。

私はオーバーワークの問題をスピード違反によく例えます。時速140キロを出してスピード違反で捕まった。その行政処分が懲役刑であれば、それは罪の重さに罰があっていません。ただ、長年日本で生活している留学生にとっては、強制帰国は懲役刑にすらあたるような罰です。これまで学んだこと、繋がってきた友達、描いた夢、全てを奪われるわけですから。

罪相応の罰というものが必要であると考えます。オーバーワークした留学生が自己責任であると突き放すことはしないでほしい。私たちが若かりし頃、聖人君子で何も法を犯すようなことはしなかったと胸を張って言えますか。若さゆえの過ちはありませんか?

繋がっている多くの東京福祉大学系の留学生が、帰国するしかない状況に追い込まれています。私は無力ですが、ただ近しい子だけは救ってあげたいと、今動いています。

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